相続財産の使い込みと弁護士への相談

  • 相続財産の使い込みと弁護士への相談

    • 故人からの遺産相続の際にありがちなトラブルとして、生前にもっとあったはずの財産がいざ相続人が集まって遺産分割協議をする段階になってみると著しく減っていたといういうものがあります。

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      これは要するに故人と同居するなどして優位な立場にあった親族が、財産の持ち主が亡くなったのを幸いに、遺産分割協議までの間に遺産の使い込みをしてしまったというケースです。

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      このような場合、裁判所に対して民事訴訟を起こせば、すぐにでも使い込みのあった遺産はすべて元に戻り、すべての相続人に公平に遺産分割が行われるように思いますが、実際には簡単にはいかないこともありますので、必ず弁護士に事前に相談をして、どのような主張をすれば勝訴できそうかということを、よくシミュレーションしておくことが重要です。


      民事訴訟の場合には、訴えた側が事実関係を証明するというのが原則で、しかも訴えられた相手方も弁護士に依頼して、いくらでも反証を挙げてくる可能性があるからです。



      特に、相手方からは生前に故人から贈与を受けたものであるとか、葬儀費用として使ったものなので私的な使い込みによる不法行為とはいえないなどの主張があった場合、これをくつがえすだけの証拠があるかどうかがポイントとなります。

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      親族間での贈与などは、借金と違って証拠となる書面などはないケースがほとんどですので、それを逆手に取られることも考えられます。

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      したがって、例えば故人は生前には認知症で判断能力が低下しており、みずからの考えで贈与をすることなどは困難だった、といった証拠を突きつけることが必要となりますので、このあたりの法律上のテクニックは、弁護士の豊かな経験に負うところが大きいといえます。

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